手を差し伸べる

未来とか


足元さえも

見えづらい


霧のかかった

未来とか


闇の中でも

かろうじて


一縷の光

遠慮がち


灯台のよう

差す未来


どれもおんなじ

はずなのに


日々日々違う

顔をする


気付けばいつも

この僕の


心の淵を

辿っては


形を創る

気がしてた


他の誰でも

なく僕が


未来づくりの

責任を


一身に負う

事気付き


その瞬間に

風がもう


変わりはじめて

いたことを


どれだけの人が

知らずとも


僕だけが知り

分かるなら


君だけが知り

分かるなら


それだけでいい

それだけで


大切なもの

それはただ


多くは必要

ないことを


僕らは目と目

交わしさえ


すれば通じる

分かり合う