とろけるアイスクリームのように
話しこんでいるうちに
ジュースになってしまうような儚い「時」を
刻むつもりなんてない
だって 儚さは美しさなんかじゃないから
僕らの欲しい「時」は
永遠はないという幻想を打ち破った先の
誰ものにも盗む事の出来ない最高峰を
生むための「傷」ともいうべき
心に刻みつける事の出来るもの
自分を傷めつけたりなんかしない
自分を卑下したりなんかしない
だってそんな事の連続は
何も生まないばかりか
君を笑顔にする事さえできないだろう
答えは簡単
君の笑顔がない世界はまるで
太陽がない地球のようなものだから
まるで存在する意味がないという事を
分かってくれるだろうか
命がけの場面じゃなくても
走馬灯のように過去と未来が駆け巡る
命がけの毎日に 希望という現実を見る
この世界の上では絶望の方が夢で
希望こそが現実で
絶望よりも強くて怖いのは
輝くばかりの勇気と希望
その先に勝利があるなら
勇気だとか 希望だとかという
もはや説得力も 新しさも
感じられない言葉に
もう一度新しい風を
吹き込めばいいだけの話
誰かに認められるとか
褒めてもらうとかは 実はそんなに
重要じゃなくて
自分が自分を認めた先に
自分で自分を褒めた先に
外部の賞讃はいらなくたって
生まれてくるから
そのためだけに 血眼になるのは
ただ 苦しみしか生まない
黙って自分一人きりだけが知っている「納得」
の先にあるのは意外に誹謗なんだけど
そのもう一つ先にある光だけを
見つめ続けていて