美しく咲く花々さえ

散り行く運命から

逃れられない





同じ散りゆく運命なら

花として 花のままで

散っていきたいと思ふ





「この世は仮の宿とて 

 本宿と思い違うは

 何と儚き所業か」






この事を思い返しては 

ぴったり重なるような 

そんな風景に目を伏せないまま

他の誰かの財産を数えて満足してるような

あまりに悲しい姿は 

何と言葉にしたらいい







そんな部分は私にも君にも

どこかにはあるものだから 

他人事だと思うのはとんだ間違い

だって ああはなりたくはないでしょう?






そう思うのなら 

そんな自分の持つ部分から

逃げずにいて






人が人であるまま大地に還ることは

なんでこんなに難しい






人間はすぐに人間以上になりたがって

その途端人間以下の何かに成り下がる

それがこの世の常







人はそのままで充分輝けるのに…







偽りと虚飾に惑わされては

その事に気付くか

気付かないかのうちにいなくなる

でも その流転に嘆くわけにはいかない 

そんな時間 一秒だって

許されてなんかいないから 






それを生むのが心なら 

それを断ち切れるのも心だから

人から生まれたものは 

人の力で変えられるのが道理

とりわけ「心」が大切