人生は世知辛いものだと 

いい聞かされ続けたせいで 

そんなものだといつの間にか決め付けてた 




まだ人生の甘くておいしい部分を

知ることなんてできずにいるけど

それはまるできっと

洋菓子のようなんだろうと 

安易に想像できるのは 

その片鱗だけなら 

味わった事があるからかもしれない 




全体像がたとえ見えなくても 

その一欠片で

すべてが分かる事がある 

それはまるで海水を一舐めすれば 

海全体の味を知る事ができる事と同じように 




未来を見つめるその眼が 

ショーケースに並んだ

宝石のようなケーキを

見つめるかのように

キラキラしたものなら 

今がどんなに辛くたって 

夢膨らませ続ければいい 




いつの日かきっと 

手に入れられる日が来るから

夢は大きすぎるくらいで 

ちょうどいいんだって

教えてもらったからね 





夢は大きめに持っていようと 

そう思うんだ






すぐに手に入ってばかりじゃ 

きっと反対につまらなくていやになっちゃう

若いうちから余裕があるようじゃ 

なんてこともなくなるから 

せせこましいと認識されても 

今が苦労するときだと決めれば 

その言葉さえもそよ風  






笑われてばかりだけれど 

その笑い声がいつか凍る時が来る 

後悔なんて言葉さえも

よぎる事があるかもしれない 

言うは易し行うは難しで





今批判のための批判ばかりしている姿は

自由なようで不自由で 




それを横目にグッと堪える私達は

不自由なようで自由でいられて 




今だけで人生は決まらない 

遅すぎると言う事なんかもない 





もし今さら遅いという言葉が聞こえてきたら 

それは幻想だと考えて 

躓く事なく行けばいい 

人生はそんな人のために

あるわけじゃないから