雨模様というけれど
雨の創りだす模様は
ぼんやりとした
どんよりとしたものだけじゃなく
そこから差す光の優しささえ
引き出す事もある
水滴伝う 春の緑と
冬の蓄えの枝
もうすぐ春が来る予感は
ここかしこに
存在している
曇り空にさえ
毎日同じ事はなく
まるで晴れた日の空と
変わらない事を
気づけた時から
歩きだせるようになった
どんな時でも