夏をまぶしく感じた昼下がりの6月
季節外れのサツキのピンクがまぶしくて
いつもの道を激しく彩っていた
いつもの景色が
いつもとは違う
心躍る瞬間に
空は高く存在していて
雲一つない青空に
映り込む心も
少しはずんで見えそうだと
夏の魔法が微笑んで言った
ああ こんな美を
見せてもらって
体が動かないわけない
心が動かないわけない
自然が住み慣れた町に
くれたものを連れて
もうすぐ辿りつくからさ
夏よ 待っててよ