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忘れたい でもそれも怖くて

忘れたくない でも思い出すのは辛すぎて

そんな誰にも言えない思いを抱えて

今日まで生きてきた





元気にしていると言えば

安心してもらえるから

傷が癒えていないこと

気付けばいつから口にしなくなったんだろう





本当の自分は今一体何処に?

時間の流れは他の人ばかりに

働いているようで

一番「時」の力を必要としている自分の中では

ぴくりとも動かないあの日からの時間





負けるわけにはいかなくて

前だけを見て歩き続ける事だけが

自分にできる一番の事だと信じて

歩いて 歩き続けた





時折 静寂に飲み込まれそうになった時も

ずっと見てくれていると

その確信だけが この体を動かしていた





なぜ泣かないの?

「それはいつも心で泣いているから」

なぜ振り向かないの?

「そんな事をしたら壊れてしまいそうだから」





その本当の回答を

いつも笑顔で隠しては

こらえきれない涙

誰にも見つからない場所で

急いで拭いては また 

笑顔絶やさなかったよね





「わかるよ」の一言が

こんなにも心に刺さる事

当事者になって初めて知ったよ

この言葉にできないすべてを

今まで乗り越えてきたから

自分にしかできない事があると思うから






今日も 心の君と

同じ夢叶えるために

走り続けるよ

僕が生きる限り 

君が生き続けるなら






それだけで“生きよう”と誓えたあの日から

一瞬も途切れることなく

君は僕と在り続けてる





そうだよね





僕は優しく 

そうやって君に

ひとり静かに問いかけるんだ





僕がこの世を去る日まで

僕は大切な人への 

この問いかけをやめる事はない 





ずっとずっと





やめることはないんだ







この詩は阪神大震災を乗り越えて生きる方々を

思いながら書いた詩です。

テレビで特集番組を見て誰もが「風化させてはならない」

と言われている事に感化されて書かせていただきました。



私は震災経験者ではありませんが、

少しでも今できる事を。

経験していない私には本当は何も言えません。

でも、黙っているだけじゃいけない気がしました。

亡くなった方一人一人の方のためだけでなく、

今なお辛い中を生きる一人のために。

少しでも代わりの声の一つになれれば幸いです。


阪神大震災によって亡くなったすべての方々の

ご冥福をお祈りします。



合掌


2010.1.17 瑠冠





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