泣いてはいけないと自分を

諭すようになったのはいつからだろう

誰に教わったわけでもないのに

いつの間にかそれが基本になっていた

自分が泣くと誰かが泣いてくれる事は

良い事ばかりじゃない

君が泣くから泣けないよ、と

いつの間にか君のせいにしていたんだよ




ごめんね



だけどこうして泣けなくなった僕は

その謝罪以前に壊れていた

だって景色がこんなに真っ白だよって

乾いたように笑えるよ

不意に自分に引き戻される

いつも見るこんな夢が

現実にならないように

かろうじてふんばっているのは

きっと僕だけじゃないはず




狂いそうになる気持ち

痛いほど分かるけど

それは狂ってもいい理由なんかじゃないこと

分かっている君には何にも言えない

ただこの世の中こんなものだと絶望する事は

僕が許さないから




笑わなきゃいけないと自分を

諭すようになったのはいつからだろう

誰に教わったわけでもないのに

いつの間にかそれが普通になっていた

表だけ笑い 裏で苦痛を感じてる

冗談じゃない 

世間と普通とか訳の分からないものに

支配されていたんだよ 知らずに

だけどこうして笑えなくなった僕は

笑っていた頃よりマシだった

ずっと景色が明るく見えてた

乾いたように笑う事があっても

それは自分を捨てない笑い

いつもうまくいく訳じゃなくても

そうして今をかろうじてふんばっている君を

ずっと僕は誇りだと思う




おかしくなりそうな思い

痛いほど分かるけど

それは今を捨てる理由なんかじゃないこと

分かっている君には僕もかなわない

ただ苛立ちを誰かにぶつけてもいいと言えば

僕が許さないから




一生懸命生きている人に

口出しする権利は誰にもない

そうやって批判している相手も

一生懸命に生きている

そこに上も下もない

自分は自分の世界観でしか

物事を見る事ができないと

なぜ気付けない




狂いそうになる気持ち

痛いほど分かるけど

それは狂ってもいい理由なんかじゃないこと

分かっている君には何にも言えない

ただこの世の中こんなものだと絶望する事は

僕が許さないから




おかしくなりそうな思い

痛いほど分かるけど

それは今を捨てる理由なんかじゃないこと

分かっている君には僕もかなわない

ただ苛立ちを誰かにぶつけてもいいと言えば

僕が許さないから