捕まえた もう二度とこの手離しはしない
君が泥をぬり続けた人々は
君の事を決して忘れはしないだろう
逃げ切れると思った？
そんなの楽勝だって？
甘いんだよ
ぬるいんだよ 何もかも
優柔不断がことの発端
迷っているうちにあれよあれよと闇に染まり
もう追いつめられる道しか知らない
醜（みにく）く憐（あわ）れな過去の残党
捕まらないと豪語していた
口はどの口だったろう？
今じゃ猿回しの猿とまるで変わらない
例えに使われた猿がかわいそうなぐらいさ
ねえ 知ってる？
君が逃げ切れると高をくくっている場所は
広い広い牢獄の中だってこと
憐れだね
捕まえた もう二度と野放しにはしない
君が例え世界の果てまで逃げ通したとしても
それは儚い幻想だろう
逃げ切れると思い
駆け抜けるその時
遅いんだよ
気がつくのが 何もかも
増上慢の心が原因
驕（おご）っているうちにあれよあれよと追い抜かれて
取り囲まれる道しか知らない
枯れ果て朽ちゆく過去の亡骸（なきがら）
捕まらないと自信満々だったのは
誰だったろう？
今じゃ猿回しの猿とまるで変わらない
例えに使われた猿が気の毒なぐらいさ
ねえ 気づいてる？
君が今逃げようと走っている場所は
広い広い牢屋の中だってこと
不様だね
捕まらないと豪語していた
口はどの口だったろう？
今じゃ猿回しの猿とまるで変わらない
例えに使われた猿がかわいそうなぐらいさ
ねえ 知ってる？
君が逃げ切れると高をくくっている場所は
広い広い牢獄の中だってこと
憐れだね
もう逃げられはしない