最初から僕の事をどう思っていたかなんて事
聞きたい訳じゃなかった
きっと僕が聞きたかったのは
僕の存在が君の何かを変えたのかを
それを知りたかった
その答えは君のみぞ知る
彼方に葬られた答え
たくさんの事を知っていても
一番知りたい事だけに辿りつけずに
まだ探っている僕がいる
納得できないというのは
こんなのも苦しい事だったのかい?
君の何かを変えたかった
人生に余波を与えたかった
その水面が行き着く先を
見届けていたかった
たった一人 僕だけが知る君の弱さを
見せて受け止めて欲しかった
でもその光景に君は耐えられずに逃げ
それはただの僕のエゴイズムとさえなった
それでも言い切れる
その醜い自分を見つめないと明日はないこと
告げた事が僕の生きる道
この出会いが出会いでさえなかったかなんて事
聞きたい訳じゃなかった
ずっと僕が聞きたかったのは
君じゃない大きなものに
これで間違いじゃないか聞きたかった
その答えは「間違いじゃない」
涙あふれそうになる応え
たくさんの事を知らなくても
これだけ知る事だできれば
他に何もいらないって言う僕がいる
あの愛した日々というのは
決して間違ってはいなかったんだね?
そう何でも聞き返して 聞き返しては
また聞き返していた
僕の何かを変えたかった
これで何かが変わると思った
その景色をその背越しに
見届けると思っていた
たった一人君だけが知る僕の強さが
君の弱さに沁(し)みていたんだ
ただ僕の強さに君は怯えるように逃げ
傍目からは僕のエゴイズムとさえなった
でもまだ言い切れる
その臆病な己を知らないと明日はないこと
告げる事が僕の生きた道
僕のかけらが君に刺さった事が
一度だってあるのなら 僕は――