激しさを託すのは しとしとと静かな雨なんかじゃなく いくら降っても降り足らないほどの 雨の熾烈さ この手で表現しきれない 音律をいともたやすく表してしまう はがゆい(歯がゆい)思いも少しは和らぐでしょう なんでも見えすぎる事も時に辛く ぜんぜん(全然)なに一つさえ いっそ分からなければとさえ考える こんな自分だけれど いざ見失うかもと思うと こ んなにも自分らしさを求めている なにも見えないままの方が楽かもしれない ただ にげだしたくない たとえすべてが見え過ぎても もっと大切なことは その苦しみでさえ 逃げられない 守りたい自分らしさだということ こうしたいというものに未だ届かない気がして のちの事にまで気が回らず ただもどかしいだけ 心が僕以上に僕を知り導くというなら その声 を素直に聞き入れてみたいと思う 癒されそうにない悔しさや複雑の渦も すべてが自分のためだったと 心から言える日が来る事を信じて * これは2月18日、19日の 雨水(うすい:二十四節気の一つ) をイメージした詩です。