声を上げて叫ぶそれは はやぶさ(隼)の如く するどい刃 その響きいかんで の(伸)ばす生命と短き生命 声色一つで左右する は(吐)き残したものはないか かいこん(悔恨)の言葉を吐くなら吐け き(消)えゆく者の儚さは 消えてしまえば何にもならない 美しさの足元にも及ばず さよならを透明に残すだけ れい(礼)を言われる筋合いはない ただあちらが るーる(ルール)を逸脱して足を踏み外し 落ちた たいてん(退転)と後退こそが め(目)には見えない世の中でもっとも忌むべき のろまな邪魔者 もっと楽しませてくれるかと のんびり待つのも もう飽きた なにかをこのペン1本で下にも上にも れ んごく(煉獄)にも天国にもできる運命があるなら か(変)えられるものが世界だとしたなら じぶん(自分)より大きな力を借りて やるしかないんだ 運命の駆け引き なくなってしまうのか かろうじて生き残るのか それは いつだってこのペン一本にかかっている