上の方だけ見つめた早合点









辺りを見回す事さえ危うくなってる









だめかどうかを 



 そんな不安定な摩天楼だけで決めないで









けっきょく(結局)後悔してもしきれない結果









のこしてゆくだけ こんなままじゃ









傷口さえ見つけられないまま









薬さえ塗らず 放っておくようなもの せめて









よわって(弱って)いくばかりのかわいそうな心に









りふじん(理不尽)だと叫ぶ声だけ宿してください



































白く 濁ることも穢れも知らないものが









のこって(残って)いるとしたら 



      それは感謝を伝える









一言で 人は恩を忘れた瞬間









言葉を話す動物にまで成り下がるから









がまん(我慢)や忍耐という



     弱くなってしまった一文を









聞きたいと心から思える新しい言葉へと









きりかえる(切り替える)事ができるのは









たいへん(大変)で仕方のないピンチの今だけ









いつだって言うでしょ?ピンチはチャンスと









とうめい(透明)で綺麗なものは



     今という時だからこそ









願いと同じくらいに力も希少価値をも持つ









うまれた(生まれた)闇に 



  また生まれた白は映えるもの













冬は今日もまた静かに真実の白だけを降らしていく