虚栄のできることなんて









ろくにないもので いずれ枯れ散り









なにもできずにいるそれの









響きなんて受け取らないで









きろく(記録)することさえも忘れればいい









なくなる行く末を知るのなら









どんな言葉より夢や希望を









かろうじて息も絶えだえにいてなお









きぼう(希望)という言葉を掘り起こしたいのは









消え入りそうな光にこそ









しょう(正)真正銘の力があるものだから









て(手)であらんかぎりの力をもって



   微力だという催眠から呼び覚ます



























温かい場所を









もとめる(求める)理由は 羅針盤の針は









りょく(緑)野をいつも向いているから









の(野)の花の方向を向いた絶望という









言葉は その緑に散ってゆく









のこり時間さえも絶えだえに









葉っぱの雫に閉じ込められた暗闇 そっと葉









を伝って地に消えた